嘘も方便な退職

仕事に情熱をなくし転職を考え始めてまず行ったのが、他の会社でも同じもしくはそれ以上の条件で転職が可能かという所をネットで調べました。色々求人はありましたが、なかなか希望にそう求人がなかったのが現状でした。ただ世の中には流れがあるので、自分の職を高くかってくれる時期を待とうと思い、約1年から2年後の目標で退職を決意しました。

退職より2年前から、まずは自分しか出来ない仕事が沢山あったので、メンバー1人1人に、少しづづ仕事を教えて行って自分がなくても大丈夫なチーム作りが必要だと大きく目標を掲げて毎日こつこつとメンバーの教育に励みました。私がいなくても大丈夫なチーム作りを!と一人でこっそり思っていても相手に私の情熱がつたわたないと旨く計画はすすみませんので、部署の基礎力の強化と言い、公に私がいなくても大丈夫なチーム作りを目標にしていると、みなさんに伝えていました。その一方で、転職に有利な経験が出来るように、なりたい自分に近づける様にと色々な事にアンテナを張り巡らせていました。

1年が経過し、メンバーの土台がかたまったところでゆっくり焦らずに職探しをはじめて行きました。思った以上に職探しは難航して、私の希望条件では転職がむつかしたっかです。転職の時ではないおもいました。一方で会社では、大きなプロジェクトとスーパーVIPの来訪、また中国進出を大きなイベントがたて続きだったので、仕事に追われる日々が続きました。大きなチャレンジだったのですが、これもメンバー育成にはもってこいのチャンスで育成に努めました。退職を計画してから1年半くらい経った時には、メンバーの仕事のチェックをするだけになり、過酷な残業の日々を過ごす事はなくなったのですが、会社から離れた気持ちは変わる事なく、そろそろ真剣に辞める時期でもあり、最近の求人をみるかぎり私の職の求人が増え、募集会社の提示給料が上がっているのを確認する事ができ初めていたので、時が来た!と思い、辞める日という目標を決めて職探しに専念しました。面接は1つだけしましたが、残業なし、海外出張なし、収入はかわらない少しのんびりした社風の会社に勤務開始の4ヶ月前に採用していただけました。

私の勤めていた会社は退職は1ヶ月前に申し出るのが普通の会社でしたが、残りの3ヶ月の勤務となった所で退職の旨を上司に連絡したのですが、給料アップと昇給を約束するから残ってほしい。また、勤務もフレキシブル出勤でいいとの申し出がありましたが、実際は会社へは早朝出発する会社のバスを利用しないと通勤に電車で片道2時間もかかるのでフレキシブルなんてあったものではなかったですし、情熱がない今この会社で働いていてもしかたないので、お断りしました。その後すぐに直属の上司が、裏切り者だとかある事ない事を裏で陰口を言う様になったので、実は家族の面倒をみないといけなくなり、辞めたくないのに辞めなければならず、もし会社が嫌いで辞めるならばこんなに早く退職する連絡なんてしないんだと、私は本当にこの会社でずっと長く働きたいんだど、あたかも本当の事の様に涙までみせて、陰口をたたく人達を黙らせていきました。工場長も私が辞めるといった時はかなり意地悪な事をしてきましたが、なんて可愛そうな人なんだろう。あの子がまだ働けるならいつでもでも雇いたい。彼女は才能がる。と言ってくれているらしいです。今は私の事は伝説の様に語りつがれているそうです。ちょっと悪い嘘をつきましたし、誰にも本当の事は明かす事はなかったです。

2年かかって部署内での地盤を固めて、しっかり業務は引継ぎができたので、会社には殆ど迷惑をかける事なく退職し転職に成功しました。